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太陽光発電設置 [太陽光発電]

 一昨年の秋、我が家も築2×年経ち、外壁と屋根を補修することにしました。外壁は窯業系サイディングから金属サイディングへ張り替え、屋根は洋瓦から鋼板の屋根へ変更となります。両方とも軽量化が図られるため、耐震対策にもなるようです。外面だけは新築みたいになりますが、これだけでは物足りないし、屋根も軽くなったので太陽光パネルを載せて、発電をすることにしました。今回導入したものは下の写真のように南面屋根に5枚のパネル、西面屋根に15枚のパネルを載せた210W×20=4.2kWのシステムで、載せることができる屋根に全てパネルを設置しました。、発電した電気は基本的に自宅で使い、余った電気を電力会社に売る標準的なスタイルのもので、蓄電池に電気を貯める機能はありません。蓄電池は短期消耗品でメンテナンス費用も掛かるので、敢えて導入しませんでした。

IMG_0900.jpg 

太陽光発電の導入を決めてから、メーカーのパンフレットを見ると、小さな文字で「設置宅から半径100m以内にアマチュア無線局がある場合は、アマチュア無線局に対して雑音等、妨害を与える 可能性があります」旨の記述がありました。これを見て「えーっ」という感じだったが、幸いなことにパンフレットには、「アマチュア無線局に帯する雑音対策についてご相談ください」とあった。考えてみれば太陽光発電はパネルで発生させた直流の電気から交流50Hz200Vの電気を作っているわけだから、それを作り出すパワーコンディショナーでは、直流から一旦、矩形波を発生させていて、色々な成分の雑音が発生するのは当たり前なことです。調べてみるとネットやCQ誌別冊QEXにも太陽光発電システムの雑音対策に関する記述が複数見つかりました。それによると、メーカーによって雑音対策を行ってくれるメーカーと行わないメーカーがあるようで、私が導入を決めたS社は対応してくれるようで、少しホッとした。調べた情報によれば、何も対策を講じなかった場合、14MHz帯~50MHz帯において雑音レベルが高くなり、受信機のSメータで9以上になるということでした。工事業者には事情を話し、多少の出費は覚悟の上で対策を依頼しました。工事業者からはメーカーと相談した上で、次の案を示してきました。

  1 パワーコンデショナーには低雑音タイプを採用

  2 パワーコンディショナーの商用出力と屋内配線側にTDK製の雑音防止フィルタを金属箱に入れて挿入する。

 この2点を提案してきたので、私からは追加要望として、各配線を全て樹脂管でなく金属可とう電線管で覆い、パワコン、電線管、フィルタ収容箱全てを用意したアースに接続してほしい旨を要望しました。このアースについては、自営で工事を行ない、接地抵抗10オーム以下の第1種接地で、発生した雑音を空間に放出させること無く大地に全て逃がす役目をします。下の写真が対策を行ったフィルタ類とパワーコンディショナの状況です。

IMG_0911.jpg 

 工事後、本当に雑音が抑えられたか不安でしたが、各無線機で確認すると雑音で受信メータはほとんど振れませんでした。独特の雑音が耳では判るものの全く支障なしという状況でした。+αの出費はあったものの対策は有効でした。新潟の冬はほとんど鉛色の空という状況なので、まともに発電できるのは、3月~11月 だけですが、発電の多い月で電気代が売電と差し引き千円というときもありました。元を取ることは考えていませんが、商用電力メータが回っていないのを見るとうれしいこの頃です。


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