SSブログ

アスタティックシルバーイーグルマイクの音質改善 [アマチュア無線]

 今日のは全国的に大雨に注意というニュースが流れていました。また、7MHzをワッチすると雷ノイズと思われるピシャッという音が! 東電の雨量・雷観測情報によると日本海上に雷雲と落雷があるようなので、しばらくHF、6mのアンテナを切り離し、主な無線機の電源を断としました。雷よ早く去れ~


 私は、ついこの間までは八重洲無線のダイナミックマイクMD-100を使っていました。USAアスタティックのシルバーイーグルというマイクは15年以上前にオークションでを入手したものです。このマイクは現在は販売されていないようですが、エレメントにクリスタルマイクを使用しており、高域の音声が強調され、DX等のパイルに強いと定評の高いマイクでした。ただ、シルバーイーグルは高域が強調されているせいか、相手局によっては「キンキンしていて聴きにくい」と言われることもしばしばあり、しばらくはシャックの片隅で「飾り」になっていました。そこで今回、このマイクの音質改善を目的としたマイク内蔵アンプ等のカスタマイズを行ってみました。

シルバーイーグル.jpg

カスタマイズを行ったシルバーイーグルです。カスタマイズにあたっては、以前から気になっていたCQ ham radio 2015年3月号に掲載されていたJA1RPK 川名氏の記事を参考にして行いました。

D107オリジナルアンプ回路.jpg

シルバーイーグルのオリジナルの回路です。マイクアンプの電源は内蔵の006P乾電池より、プレストークスイッチを押している間だけアンプに電源が供給されています。カスタマイズにあたってはマイク切替器から供給するDC8Vを使うため内蔵電池は撤去し、電源供給はプレストークスイッチを経由しないようにします。

D107アンプ改造後.jpg

カスタマイズ後のアンプの回路です。2石のバイポーラトランジスタを使った回路からJFET1石を使った回路に変更します。アンプ基板はそのまま使い、不要なパーツを取り外し、一部のパーツを流用、必要な箇所にはジャンパ線を用いたり、基板裏にパーツを取り付けました。マイクエレメント(クリスタルマイク)はそのまま使います。

カスタマイズ後はプレストークスイッチの押下に拘わらずアンプには電源が供給されているため、ほとんど外部接続されたフットスイッチを使っていてマイク本体のプレストークスイッチを使うことは、ほとんどなくなりました。実際にQSOしたり、無線機のモニタで聞いたりした結果、低域をもう少し持ち上げた方が良いと評価された方もおられましたが、ほぼフラットな音質で、こちらから説明しなければクリスタルマイクであることが気づかれないようです。私としては、適度に高域の強調も残っていてFBかなと思います。しばらくは、このUSA製シルバーイーグルを使っていくことになりそうです。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

マイク切替器の製作 [アマチュア無線]

 6月25日に信越総合通信局宛に電子申請した移動しない局の第4装置に増設した200Wリニアアンプ(YAESU FL-2100Z改造)の変更申請の審査が7月5日に終了しました。HPで確認ができたので、翌日の午前中に信越総合通信局のアマチュア担当に電話で問い合わせました。その結果、今回は送信出力、電波型式、周波数に変更が無いので、免許状は新たなものとしないので、7月5日から増設した内容で運用が可能である旨の回答をいただきました。さっそく問合せ当日から、真空管式リニアアンプFL-2100Z改造機にTS-990Sをエキサイタとして運用を開始しました。といってもFT-8の運用のみの使用ですが、暑い夏に熱くなる真空管を使うのでシャック内は冷房と暖房の同時使用状態となっています(笑)。


 さて今回はマイク切替器というものを作ってみました。今まではリグが3台ある状態だとそれぞれ別々なマイクが接続されていて、机上にはマイクが複数並んで居る状態でした。運用するときは無線機を同時に別々のマイクで運用することは無いので、今回、必要な1本のマイクのみを机上に置き、リグを替える度に切替器で切り替えることにしました。


マイク切替器1.jpg


これが製作したマイク切替器の前面です。赤いLEDが3個ありますが、3台の無線機に切り替えることが出来ます。表示ではNo.1の無線機にマイクが接続されている状態です。マイク受け側コネクタは8ピンの仕様です。当局の所有するマイクは八重洲の無線器用マイクが多かったので八重洲無線のピンアサインとなっています。赤いスイッチは送信スタンバイスイッチです。マイクのスタンバイスイッチも使えますが、このプレストークスイッチも使えます。向かって右のツマミはマイク切替スィッチで3回路4接点のロータリースイッチを使っています。

マイク切替器2.jpg


 これがマイク切替器後面です。3台の無線機それぞれに3個の4ピンコネクタで接続されています。マイクの音声信号と送信するためのプレストーク信号のみとしました。その向かって右にあるのがプレストーク信号を外部に出力するジャックです。シルバーイーグル等のマイクはプレストークスイッチがロック式で無いため、送信時はマイクのプレストークスイッチを押し続ける必要があります。これらを解消するため、フットスイッチでもプレストーク可能なようにしました。その隣は電源供給ジャックです。ここには外部ACアダプタからのDC13.5Vが供給されています。機器内部でマイクアンプなどに供給する8Vを3端子レギュレータで作っています。ACアダプタは複数の中古品をハード〇〇で買ってきて、リップルノイズの少ないものを選びました。結果的にはノートPC用のACアダプタが1番良好でした。

フーットスィッチ.jpg


これが今回、用意したフットスイッチです。中華製で千円前後でしたが、無線のプレストークスイッチとしては問題無く、快適に使っています。


シルバーイーグル.jpg


 現在、使っているシルバーイーグルです。机上もスッキリして非常にFBです。

nice!(0)  コメント(0)