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TS-990S復活 [アマチュア無線]

昨年12月中旬に送信出力低下のため、ケンウッドサービスセンターに修理依頼していたTS-990Sの修理が完了し、1月中旬にヤマト運輸の宅急便で送られてきました。重さ30kg近い荷物を宅急便の配達員さんが一人で抱えて届けていただきました。感謝感謝です。問題はその後です。私のシャックは2階の部屋なので、この重い機器を運ぶのは、私一人では無理です。8年前に購入した時は一人で搬入したのですが、2年前に椎間板ヘルニアになり手術入院したため、こうした重いものを一人で運ぶなどは自殺行為です(笑)。そんな状況なので「力持ち」のXに協力してもらい、何とかシャックに運び梱包を解きました。中には修理伝票と交換されたMOS-FET 

VRF150が入ってました。

VRF150_TS990.JPG

交換されたVRF150の片方が不良だったようです。2個のMOS-FETの特性が揃っていて所用の性能を発揮するものなので2個とも交換となりました。刻印を見るとMALAYSIAと書いてあります。修理伝票には修理明細が記してありました。輸送費、税別で諭吉さん5枚でした。部品代、工賃技術料それぞれ半々といった内容でした。元あった位置に据え付け、各バンドの電力を測定しましたが定格どおり200Wの電力となっていました。メーカー発送時に工場出荷時の設定にして発送したため、時刻設定をLANコネクタを接続し、NICT日本標準時と同期させるなど、各設定を行いました。ついでに各バンドの出力をリニアアンプと接続するバンドはSSB、CWを80W、データを50Wにリミット設定しました。160m、6mはリニアアンプから出力しないためMAX150Wとしましたデータは100Wとしました。こうすることにより、ファイナルMOS-FETの負荷を出来るだけ軽減し、今回のようなトラブルを防げるかなと思います。結構、FT8等でトランシーバ単体でフルパワーを出している方が多いと思いますが、これはファイナルの素子に相当なダメージを与えるようです。リニアアンプでも真空管以外は同じようにダメージとなるようです、理想的には4分の1以下の出力がいいようです。

実は私のリニアアンプもFT8の運用を考え、タフな真空管リニアアンプを選びました。いえ違いました

単に最新型のリニアアンプを購入する資金が無かっただけです。とは言え真空管リニアアンプはバンドを替えるごとに手動で調整が必要だったりしますが、それはそれで味が有りいいと思っています。

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TS-990S送信出力低下 [アマチュア無線]

TS990S_Eagle_Padle.jpg

12月17日の日曜日の午後、今の時期はコンディション的には良くない6mバンドで電波を出そうと思い、

TS-990SのバンドSWを50MHzに切替えて、アンテナの接続を確認、7エレ八木の指向方向を30度に向けてオートアンテナチューナーのボタンを押してチューンを取りました。「あれっチューンが中々終わらない?」

強制的にチューナーSWをオフとしました。CWモードにして10Wの低出力設定とし、キーダウンしました。

TS-990S(以下990)のパワー計の値がほとんど0Wで振れません。SSBモードにしてもパワーは出ていない様子です。念のためアンテナ接続をANT1(普段はANT2)とし50Ωダミーロードを接続し、CW送信してみましたがパワー計の値はほとんど0Wでした。試しにダミーロード接続の状態で15m、12m、10mでもCW送信で送信出力のチェックを行いましたが、パワーは出ているけれど、かなり低下している様子です。

2016年3月購入から7年余り、そんなに酷使してきた覚えも無く、昨年からはHF帯のみではありますがリニアアンプを使っての運用で、励振電力も50W以下で運用してきたので、こんなに早くファイナルMOS-FETが駄目になったのかなぁという思いです。未だ原因がファイナルの石と決まった訳では無いと、気を取り直して今の状況を調べてみました.各バンドの最大出力をダミーロードを接続し、調べてみました(値は990のメーター値)。

 1.908MHz  200W

 3.510MHz  150W(一瞬、200W近く出るが断となる。安定する値は、この値)

 7.020MHz  140W

10.120MHz  125W

14.030MHz   75W 

18.075MHz   60W

21.010MHz   55W

24.900MHz   30W

28.030MHz   30W

50.020MHz   0.2W QRPpです

こんな感じでした。明らかに990の状態は異常なので、明日、18日月曜日にKENWOODサービスセンターへ発送するため、梱包に取りかかりました。ラックから取り出して元箱にいれましたが、28kg近くの重量は重かったです。今回、簡単に取得したデータを記載した修理依頼書を同梱しました。受付サービスセンターは、新潟市であれば車で運べると思い、HPを調べてみましたが、無線機器は横須賀で受付とあったので18日午前中に宅急便で発送しました。多分、「退院」してくるのは、早くても来年1月になると思います。990は私の生存中は壊れないと思っていただけに残念です。シャックでも存在感を示していただけに、今はラックと私の心にぽっかりと穴が空いた状況です。正月恒例のQSOパーティーは、FT-100MPやIC-7100Mでオンエアする予定です。

FT-8もIC-7100Mのみ出られますが、出力が小さいので期待出来そうにありません。

990の戻って来るのを待って、戻って来たら本当に一生ものとして使おうと思います。

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