SSブログ

屋外用アンテナ切替器RCS-8V [アマチュア無線]

 当アマチュア無線局では、タワーに上がっているHF帯3種類のアンテナを屋外型アンテナ切替器、米国製

AMERITRON RCSー8Vというものを使って切り替えて使っています。

RCS8V_CNT.jpg

IMG_0913.JPG

 上がシャック内にある切替操作部で下が屋外に設置してあった「切替BOX」です。

この切替BOXの中は下のように5個のリレーが入っています。

IMG_0912.JPG

この5個のリレーを写真上部のような6芯のケーブルでシャック内の切替操作部から切り替えるというものです。この屋外切替BOXは、もともと一応は防水仕様で、タワー下の地上2m位の家軒下に少しでも雨の影響を受けないように設置していました。同軸コネクタ面を下向きに設置し、それぞれのコネクタ接続部には自己融着テープとビニールテープで防水をしていましたが、隣り合ったコネクタの距離が狭くテープを巻くのが非常にやりにくくメンテナンス性もよくありませんでした。

 この間の日本海を北上した爆弾低気圧により、当地新潟市では風速30mの風が吹き荒れ、私のエレベーター式タワーの各同軸ケーブルは上げ下げの関係で固定されている部分が少ないこともあり、風圧を受けて揺れまくり、この切替BOXのコネクターが引っ張られ緩んでしまいました。このBOXのM型コネクタは米国製なこともあり、インチネジだったようで、日本製M型コネクタのミリネジには完全に接続できてないというのもあったようです。


 そこで今回、この切替BOXを配電盤等に用いられるプラスチックボックスに収納し、コネクタ部分に負荷が加わりにくくコネクタ部の防水処理も行わずに済むようにしました。

プラスチックボックス.jpg

上のような寸法で、コネクタ接続部を前面にしても蓋が閉まる深さ(奥行き)150mmのものを選びました。

モノタロウから4千円足らずで購入し、これをあり合わせの下のような合板を塗装したものに取り付けることにしました。

IMG_0914.JPG

この合板をUボルトでタワー主材に4箇所で固定、これにプラスチックボックスを木ネジで取付ました。

IMG_0920.JPG

ちょっと写りが悪いですが、こんな感じで付きました。同軸ケーブルは各アンテナへは折り曲げ易さを考えて、途中で中継コネクタを使い5D-2V3本、シャックへは5D-FB1本で、その他コントロールケーブル1本でこのケーブルには引き込み部下部にRF回り込み阻止用のトロイダルコアによるチョークが挿入されています(プラスチックボックス下部に写ってます)。切替BOXの「M型コネクタ」には秋月の「UHFコネクタ」がインチネジという情報を得たので、これを使いました。さすがにピッタリと接続出来ました。プラスチックボックスの下部のケーブル貫通部分は、塩ビパイプにネジが切ってあるHIバルブソケット20と16を使い、引き込み隙間部分には防水粘土を詰めました。

IMG_0922.JPG

正面蓋を閉めて完成です。このRCS-8Vは五つのアンテナまで切替可能なので、未だ二つのコネクタが余っていて未接続となっていますが、雨が入り込む事も無いのでコネクタ金属部分の腐食の心配も無くなりました。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー